早漏について

早漏症治療薬パキシル

パキシル(パロキセチン)とは?

薬

パキシルはパロキセチンを主成分とするお薬で、うつ病・うつ状態、パニック障害、社会性不安障害に対して処方されます。

このように本来は早漏症のお薬ではありませんが、実はパキシルを飲むと射精時間が遅延する場合が多いことが以前から知られており、この作用を応用し早漏症治療薬として使用されています。

海外のデータでは、性行為の5時間前に服用すると射精までの時間が平均24秒であった人がパキシルの服用で34~90秒にまで改善したと報告されています。
この作用は4~6人に1人の割合で起こるといわれています。
このようにパキシルには医学的にも早漏症の改善効果が確かにあるようです。
しかしその早漏症改善効果はプリリジーの圧倒的な効果(持続時間を3~4倍に延長)と比べると正直かなり見劣りしてしまいます。

プリリジー発売以前は他にあまり有効なお薬がなかったこともあって処方するクリニックも多かったのですが、現在ではあまり処方されなくなってきているお薬です。
しかし一部の方に効果があるのも事実です。
プリリジーの効果は絶大ですが、1錠あたり2500~3000円前後とその値段は決して安いものではありません。

パキシルはプリリジーと比べて早漏症改善効果は劣りますが、専門クリニックだと1錠500~1000円前後で購入できますのでプリリジーを服用しても効果が見られなかったときには試してみるのもいいかもしれません。