ステンドラって?
ED治療薬として有名なのは、バイアグラ(シルデナフィル)・レビトラ(バルデナフィル)・シアリス(タダラフィル)この3種類でしょう。理由としては日本国内で承認されているのが、この3種類だからです。しかし雑誌などでも紹介されているようにステンドラ(アバナフィル)も近年では第4のED治療薬として注目を集めており、その人気は実際の使用者の口コミなどで上位をキープするほどです。今回はそのステンドラについて用法・用量なども踏まえて書いていきたいと思います。
ステンドラは何処が作ったの?
ステンドラはアバナフィルを主成分とし、第4のED治療薬と言われ注目されていますが、実は元々は日本の大手製薬メーカーである、田辺三菱製薬社が開発していました。なので、臨床のデータ等は日本人を対象にしているものが多い為、日本人には適したED治療薬と言っても過言では無いでしょう。
しかし2001年に開発、販売権をアメリカの製薬メーカーであるvivus(ヴィヴィス)社に移行した為、アメリカ発のED治療薬として2012年にアメリカのFDA(食品医薬品局)に認可され発売に至りました。そのまま日本発のED治療薬として世に出回らなかったのが少し残念ですね。
ステンドラって他のED治療薬と効果とかが違うの?
成分や効果の発現時間などに違いはあれどED治療薬としてみた時に、得れる効果効能はほぼ同じだと言っても良いでしょう。上で記載した、バイアグラ、シアリス、レビトラ、そして今回のステンドラはどれも血管を拡張させる作用があります。それにより海綿体に送られる血液の量が多くなり、結果として陰茎の勃起を促す作用があり、ED(勃起不全)の改善に繋がります。
違いとしては今まで紹介したED治療薬の中で最も即効性に優れているという事です。バイアグラは効果発現まで約1時間、シアリスは約2時間、レビトラはなんと約30分。しかしステンドラは驚異の約15分という即効性をもっています。また他のED治療薬と比べて、副作用自体も出難いと言われています。それも相まって、中にはレビトラの改良版みたいだ、と言う人も居る程です。
ステンドラについて
ステンドラは50mg錠、100mg錠、200mg錠が有ります。200mg錠などは一見数字が大きく見えて心配になる方もいらっしゃると思いますが、他のED治療薬とは根本となる成分が違う為この数字だけでは判断は出来ません。ステンドラ(アバナフィル)自体がマイルドな効果なので、実際に服用する場合は200mg錠が標準的です。200mg錠でシアリスやレビトラの20mg錠と同じくらいの効果だと言われています。
服用方法は1日1回で行為の約15分~30分前に服用して下さい。効果は約6時間~8時間継続します。後これはED治療薬全般に言える事ですが、空腹時の服用を意識して頂く事で、効果を最大限に発揮します。
胃の中に物が入っている場合は成分の吸収が阻害されてしまい、効きが弱くなってしまう可能性が非常に高くなる為です。特に脂っこい食事やアルコール等は極力避けて頂き、万が一先に食事をしないといけない場合はあっさりしたものを少量程度に抑えるか、それも厳しいようなら食後2~3時間空けての服用を強くお勧めします。
ステンドラの副作用
こちらも他のED治療薬と同じで症状としては、顔の火照りや軽い頭痛、動悸、鼻詰まり、眩暈などが一般的に報告されている副作用です。これだけ見ると不安になるかもしれませんが、そもそもの発現率自体も一般的な他の薬と比べても低く、症状も重篤な症状は有りません。イメージしやすいのはアルコール等で酔っ払った感じや、お風呂でのぼせた感じをイメージしてもらうと一番想像し易いかと思います。
ステンドラの種類
注目されてきたとはいえステンドラ(アバナフィル)をご存知ない方も多いのではないでしょうか?それも最初にご説明させて頂いた通り日本でまだ承認されておらず、一般的な医療機関では処方されていないからです。しかし、世界的にはかなり普及しており、韓国ではゼピーダ、ヨーロッパではスぺドラ、などの商品名で販売されています。
ステンドラのまとめ
1.バイアグラよりも長い効果時間が期待できる。
2.即効性がレビトラよりも更に優れている。
3.副作用が比較的少ない。
4.他のED治療薬と比べると効きは若干マイルドな効きである。
纏めるとこういった感じですね。やはりこう見ると4番を除けば色々なED治療薬の良い所を足したような夢のようなED治療薬と言えるでしょう。今はまだ知名度もそこまで高くなく、普及もされていない為、実際に使用した少数の人しか良さが分からない状況です。しかし日本国内で承認され、ジェネリック医薬品などももっと普及し流通も拡大していけば、ED治療薬自体がもっと親しみやすいモノになるでしょう。