ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスなどがあります。今回はその中の一つであるシアリスジェネリックについてお話しさせていただきます。シアリスジェネリックには様々な種類があり、「タダシップ」「タダライズ」「メガリス」「タダリフト」「タドリス」などがあり、今回はシアリスジェネリックの「スーパータダライズ」について詳しく説明させていただきます。
シアリスとは
シアリスはアメリカにあるイーライリリー社が2003年に製造を開始し、日本国内では2007年に日本イーライリリー社から販売されるようになりました。2009年には発売が日本新薬に移管しています。ED治療薬の中では新しく、世界で3番目に開発されたED治療薬となります。シアリスはED治療薬の中でも絶大な人気があり、世界のシェア率も約4割程あります。効果時間の長さからアメリカでは「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。またシアリスにはジェネリック医薬品もありますが、効果などに違いはあるのでしょうか。先発医薬品とジェネリック医薬品の違いについて説明いたします。
先発とジェネリックとの違い
先発医薬品は初めて開発された薬になります。何もないゼロの状態から開発をするため多額の費用や時間がかかってしまいます。こういった新薬開発には何百億という費用が掛かりますが、この莫大な費用を回収するために先発医薬品には特許期間が認められています。この特許が認められている期間中は他の製薬会社は同じ主成分を有する後発（ジェネリック）医薬品を製造することはできません。そのためこの期間中に新薬開発に掛かった費用を回収することができるのです。
ジェネリック医薬品とは先発医薬品の特許期間が切れた後に他の製薬会社が製造または供給する医薬品のことです。ジェネリック医薬品は先発医薬品と有効成分が一緒なので、現れる効果や副作用は同様のものとなります。一番の違いは先発医薬品よりも安価であることです。ジェネリック医薬品は既に症状に効く有効成分が分かっているため開発費用が掛かりません。そのため費用を回収する必要がないので安価で販売することができるのです。これが一番のメリットと言えるでしょう。
スーパータダライズ
スーパータダライズとはサンライズレメディ社が開発したシアリスジェネリックとなります。同じサンライズレメディ社から「タダライズ」というシアリスジェネリックも製造されていますが違いはあるのでしょうか。スーパータダライズはシアリスの有効成分である「タダラフィル」の他に、「ダポキセチン」という成分も配合されています。このダポキセチンというのは早漏防止・改善に効く有効成分となります。つまりはスーパータダライズはED治療と早漏治療を同時に行うことができる優れたED治療薬ということです。早漏が気になる方はタダライズよりこちらのスーパータダライズを服用することをお勧め致します。スーパータダライズは「スーパータダライズ 80mg」からの販売となっており、タダラフィル20mg、ダポキセチン60mgの有効成分が配合されています。
効果及び服用方法
スーパータダライズはシアリスと同じ有効成分タダラフィルと、ダポキセチンが配合されていますのでシアリスと効果が少しばかり異なります。タダラフィルの成分は服用後1~2時間で効果が現れ、効果時間は最大36時間継続します。ダポキセチンの成分も服用後約1時間程で効果が現れますが、効果時間が2~5時間とあまり長くはありません。そのため早漏を気にしている方はダポキセチンの効果がある間に行為をすることでスーパータダライズの効果を最大限発揮することができます。
服用方法についてですが、ED治療薬は満腹時に服用してしまうと効果が半減してしまいます。タダラフィル自体は食事の影響を受けにくいですが、最大限の効果を発揮したいのならば空腹時での服用を推奨致します。どうしても食事をする必要がある場合は脂っこい食事を避け、お蕎麦など軽い食事に抑えるようにして下さい。お酒なども影響しますので避けるようにして下さい。また効果が殆どなかったからといって、複数錠服用することはお止め下さい。ED治療薬は1日1回1錠までの服用となっております。
副作用
スーパータダライズに含まれるタダラフィル、ダポキセチンは副作用が発症する可能性が低いことも人気の一つとなっています。しかし可能性が低いからといって無いわけではありません。スーパータダライズの主な副作用の症状としては頭痛、鼻詰まり、顔のほてり、目の充血、下痢、吐き気、体のだるさなどが挙げられます。頭痛などが酷い場合はロキソニンと併用することも可能です。こういった症状は時間の経過とともに治まっていきますのでご安心下さい。時間が経っても治まらない場合は一度専門の医師にご相談下さい。
ED治療薬には様々な種類があり、どれを服用したらいいか分からない方は専門の病院やクリニックで医師と相談しながら決めることを推奨致します。病気の治療中で服用している薬がある場合は必ず医師にお伝えください。服用している薬の種類によってはED治療薬を服用できない場合があります。ED治療は早くからの治療がとても大切になりますので、少しでも気になる場合は専門の病院、クリニックで診てもらうようにして下さい。