ED(勃起不全)治療のお薬として第1号が約20年前に誕生したのがバイアグラ(シルデナフィル)ですが、特許期限満了を迎えて世界の色々な製薬メーカーがバイアグラと同じ有効成分、効能、効果、用量などの条件を満たしたバイアグラジェネリックを開発製造するようになりました。ED治療薬の種類も様々なものがありバイアグラよりも早く効果が発現するレビトラ(バルデナフィル)や効果持続時間が最も長いと言われているシアリス(タダラフィル)やレビトラの改良版に当たる超即効型のステンドラ(アバナフィル)などがあります。今回はバイアグラジェネリックである「シルデグラ」についてご紹介いたします。
そもそもシルデグラって?
アイルランドに本社を置きグローバルな事業展開をしているアクタビス社(Actavis)からシルデグラ(Sildegra)は製造販売しています。アクタビス社はアメリカに管理会社を構えておりシルデグラのようなジェネリック医薬品の開発・製造販売やブランド社の医薬品、バイオシミラー医薬品の開発・製造販売をしています。そしてアメリカ大手の製薬メーカーアラガン(Allergan inc.)社を2015年3月に買収したことにより社名がアラガン(Allergan plc.)社に変更しましたが、現在もアクタビス社の名前は一部事業地域では残っています。
シルデグラの作用機序
バイアグラの有効成分はシルデナフィル(Sildenafil)が含まれており、シルデナフィルには勃起に関わる物質cGMP(環状グアノシン―リン酸)を分解して勃起の働きを収めていくPDE-5(ホスホジエスラーゼ5型)という酵素の働きを阻害する作用があります。このような作用によって陰茎海綿体への血液の循環を良くしてEDが改善していきます。シルデグラはバイアグラと同じ有効成分シルデナフィルなので作用機序が同じとなります。
シルデグラの服用方法・飲み方
空腹時に服用することが大事
シルデグラだけに関わらずED治療薬はその日の体調や食事の影響を受けてしまう薬剤ですので、しっかりとした効果を発揮するには空腹時に服用することが大事です。シルデグラの服用方法は性行為の1時間前に水またはぬるま湯などで服用してください。基本的に空腹時に服用する薬剤ですがもし食後に服用する場合は食後最低2時間以上は空けてから服用するようにしてください。シルデナフィルの1日の極量は100mgまでとなっていますので100mg錠のものであれば1日1回1錠です。その日に1錠服用したら次の服用は必ず24時間間を空けてから服用するようにしてください。
シルデグラの効果
バイアグラと同じ有効成分シルデナフィルが含まれているシルデグラは効果という点でもバイアグラと同等です。ジェネリック医薬品は有効成分が同じであり用量や用法、その効能効果が同じでなければいけませんので安心して服用できます。シルデグラは服用して30分~1時間ほどで効果が発現し、3~6時間効果が持続します。
副作用の症状
ED治療薬は血管拡張作用があるので副作用として顔の火照りや頭痛、動悸、めまい、消化不良、鼻詰まりなどが挙げられます。ただこれらの副作用が出るということは体内に有効成分がしっかりと行き渡っている合図でもありますので、過敏になる心配はありません。これらの症状が薬剤の効果が消失していくと共に自然と治まっていきます。頭痛が気になる方はロキソニンなどの鎮痛剤を併用が可能ですが、それでも副作用が気になる方は一度専門の医師に相談しましょう。
自身の体質改善も大事です
ED治療薬で症状を改善していく事も大事ですが自身の不足しているミネラル元をサプリなどで摂取し生活を改善していくことも1つの方法です。例えば亜鉛は精子形成や毛髪の生成に必要な必須ミネラルで他にもホルモンの生成・分泌、細胞分裂、味覚の維持などに役立ちます。更にマカは必須アミノ酸やミネラル、ビタミンを多く含んでおりとても優れた栄養値を示します。ED治療をされている方はこういったサプリメントで体質改善をしながらED治療をしてみてはいかがでしょうか。
処方について
日本国内ではシルデグラの処方を行っている医療機関はありませんので、入手方法は個人輸入やインターネット通信販売や個人輸入代行での方法のみです。現在ED治療薬はインターネット通販サイトなどでボタンをクリックするだけで購入することができますが、自身の体調や持病などの薬の飲み合わせからちゃんと専門の医師の診察を受けずにED治療薬の購入や服用をするのは控えるべきです。もしもED治療薬の処方を検討している方は必ず専門のクリニックや医療機関で医師の診察を受けて自身の症状に合ったお薬を処方してもらうようにしましょう。