皆さん、性行為あるいはパートナーとの夜の営みは満足されていますでしょうか?性行為の直前に緊張してしまい上手くいかなかったり、性行為中に自身が思っているタイミングより早く射精してしまったりと苦い時間を過ごした経験はありますか。現在、ED(勃起不全)治療薬は世界各国で様々な種類や用途が世に出ています。今回はED治療薬で最もメジャーなバイアグラ(シルデナフィル)と全く同じ有効成分を持ち、バイアグラのジェネリック医薬品にあたる「アグラゴールド」について触れていきたいと思います。
アグラゴールドとは
用量は100mg錠のみで1日1錠
アグラゴールド(Agra Gold)はインドに本社を置くヘルスアンドビューティー(Health&Beauty Ltd)社が製造販売しているバイアグラジェネリック医薬品です。
規格は100mg錠のみで、有効成分シルデナフィル(Sildenafil)の1日の極量が100mgまでと決められているので1日1錠までです。形状は菱形の水色になっていて製薬メーカーによって薬剤の形状は様々です。ただ共通して言えることは、バイアグラ(Viagra)もバイアグラジェネリックも有効成分や用量、用法が同じだという事です。
EDを引き起こす原因
心因性ED
日常生活を送る中でちょっとしたストレスでEDを引き起こしてしまう方が多くいます。仕事や家庭でのストレスや自身の不安や疲れなど理由は様々です。また今まで経験した体験やトラウマなどが原因でEDになってしまうこともあります。こういった心の不安や疲れなどからくるEDを心因性EDと言います。
器質性ED
身体の病気や加齢・肥満などから起こることを器質性EDと言います。糖尿病や高血圧などの生活習慣病が原因で血管や神経に障害を受けて起こります。また年を重ねると男性ホルモンが減少していく為、EDの割合が高くなります。前立腺肥大や前立腺炎などの泌尿器科系患者の方もEDの原因になっていたりと生活習慣病の方はED予防のために普段の生活を改善していきましょう。
薬剤性ED
普段ご自身が服用しているお薬が原因で起こるEDのことです。よく知られている薬剤は抗うつ剤などに用いられている中枢神経や末梢神経に作用する薬剤、利尿剤、降圧剤に使用されている循環器系に作用する薬剤などがあります。それらの薬剤の副作用で勃起機能に不可欠な男性ホルモン等が行き届かなくなりEDになります。
EDといっても色んな種類・原因があることがわかります。ED治療薬で改善される方も多くいらっしゃいます。少しでもお悩みの方がいましたら、必ず専門の医療機関で診察してもらうにしましょう。
シルデナフィルの作用機序・効果
アグラゴールドの有効成分シルデナフィルが身体の中でどのように働いているかは皆さんご存知でしょうか。バイアグラやアグラゴールドは別名「PDE-5阻害薬」という名前を持っています。PDE-5は「ホスホジエステラーゼ5型」という酵素です。この酵素は勃起を促す為に必要なcGMP(環状グアノシン―リン酸)という物質を分解し、血管を拡張できなくなり血液の流れが悪くなります。「勃起は海綿体が充血して起こる」と聞いたことがある方もいるとは思いますが、
血液の流れが悪くなる→海綿体が血液で満たされなくなる→勃起が不十分になる
という悪い流れになってしまうのです。この悪い流れを断ち切るのがPDE-5阻害薬のバイアグラやアグラゴールドです。バイアグラやアグラゴールドを服用してPDE-5の働きを抑えることによって、cGMPが活発に働くようになり血管が拡張され血液の流れが良くなり、海綿体が血液で満たされて勃起が完全になるという正常な流れになるのです。
アグラゴールドの服用方法・副作用
服用は空腹時が一番いいです
アグラゴールドの服用方法はバイアグラと同じように性行為の1時間前に飲むようにして、水または白湯で服用するようにしてください。服用して30~1時間ほどで効果が現れてきます。またアグラゴールドだけに限らずED治療薬は食事の影響を受けてしまう薬剤ですので、しっかり効果を発揮させたいのであれば空腹時の服用をお勧めします。効果持続時間は3~6時間ほど続きますので、安心して性行為をすることができます。
副作用ですが、シルデナフィルは血管拡張作用がありますのでお酒を飲んで酔った時のような顔の火照り、頭痛、鼻詰まり、目の充血などが起こる場合もあります。しかしほとんどの場合は、薬効が切れると共に治まっていきますのでご安心ください。
アグラゴールドの処方
アグラゴールドは日本国内では販売していない薬です。手に入れる方法は、個人輸入やインターネット通販あるいは直接海外へ買いに行くなどに限られてきます。これらの方法で手に入れた場合、偽物や詐欺等に合ってしまうとすべて自己責任になってしまうので十分ご注意ください。しかし残念ながらそのようなケースも起きてしまっているようです。もしアグラゴールドを購入・処方をお考えの方は一度専門の医療機関等でご相談下さい。