メガリスとは
近年、数多くのED治療薬が世に出てきており特許期間満了に伴うジェネリック医薬品が多く製造販売されています。使用者にとっては医療費の負担が少なく済むため有り難いと感じます。
メガリス（Megalis）はインドのマクレオーズ・ファーマ社（Macleods Pharma）によって開発された三大ED治療薬であるシアリス（Cialis）のジェネリック医薬品です。先発品であるシアリスと同じ有効成分のタダラフィル（Tadalafil）を含んでおり、同効果が得られながらも価格が抑えられるため発展途上国はもちろんのこと、先進国においても広く用いられています。メガリスやシアリスの有効成分であるタダラフィルはバイアグラ（Viagra）の有効成分であるシルデナフィル（Sildenafil）やレビトラ（Levitra）のバルデナフィル（Vardenafil）と比較して効果の持続時間が長いのが大きな特徴として言われており、個人差によりますが最大で約36時間持続します。作用としてはシアリスの働きと同じく、タダラフィルがPDE-5（ホスホジエステラーゼ5型）という酵素の活性を阻害することで勃起を促し維持させます。タダラフィルを有効成分とするED治療薬は、その効果持続時間の長さから海外で金曜の夜に服用すれば日曜の朝まで持つことで「ウィークエンドピル」と呼ばれ親しまれています。
勃起時の硬度に関して言えばバイアグラ100mg錠やレビトラ20mg錠に比べるとメガリスはマイルドな硬さになるので、勃起力や硬さの点でいえばバイアグラ100mg錠が一番だと言えます。
メガリスの服用
個人差はありますがメガリスは服用後1～2時間で効き始め、ピークタイム（最大薬効時間）が3～4時間になるので性行為の2時間前くらいに服用しておくといいかもしれません。上記にある通り効果の持続時間は約30～36時間になります。
食事の影響
メガリスやシアリスの持つ有効成分タダラフィルは食事の影響をほとんど受けないとされていますが、これに関してバイアグラやレビトラが受けやすいということからタダラフィル製剤を購入される方も多々いるかもしれません。しかしながらタダラフィルの食事の影響と他のED治療薬の差は数％でしかないということと、食事の影響が全くないというわけではなく「受けづらい」ということなので基本的には食事の影響を受けると考えて間違いないです。ED治療薬においては「空腹時」が一番効果が発揮される服用のタイミングとなるので、どのED治療薬でも食事は避ける方が無難です。
どうしても食事を挟んでから服用したいというのであれば、食前・食後約1～2時間は開けてからの服用が望ましいです。これも個人差があり、胃腸が弱っていれば消化機能が落ちているので1時間経っても2時間経っても食事でとったものが消化しきれていない可能性があります。脂っこいもの、脂肪分は胃腸に粘膜を張ることで有効成分の吸収を妨げますし満腹になるほどの食事は胃腸に食事の残渣物が吸収の阻害をします。
アルコールにおいても多少であればリラックス効果をもたらし、性行為においていい環境を作るかもしれませんが過度の飲酒は酩酊状態を引き起こしEDを悪化させてしまう可能性があり、そのような状態で服用した場合は思いがけない副作用などの悪影響が増長されてしまうことも考えられますので避けてください。
メガリスには「飲んだらムラムラする」「精力・性力アップ」「飲んだら勃起する」といったような興奮剤や催淫剤などの効果はありません。ED治療薬は基本的に外部（視覚や触覚）からの性的刺激や性的興奮によって勃起することを補助する薬なので、服用することで勃起するということはありません。逆に、服用して勃起し続けるわけではなく性的刺激や興奮があったときにのみ勃起を促し、興奮などがおさまれば自然と勃起もおさまります。
メガリスの副作用
シアリスと同じ有効成分を持つメガリスは副作用に関しても同じものが発現する可能性があります。これらの副作用は広くED治療薬にみられる副作用と同じく、頭痛や鼻づまり、ほてりや動悸などが挙げられます。お酒に酔った時のようなこの症状は、結核調査用によるもので重篤なものではなく、薬効が消失するのと同時に症状もおさまるので過度な心配はいりません。しかし、薬効消失時間が過ぎても症状がおさまらない場合はかかりつけの医師に相談することをお勧めします。
メガリスを服用できない方
メガリスの有効成分タダラフィルには併用禁忌薬や服用禁忌があり、ニトログリセリンや亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなど狭心症や心不全の薬を飲まれている方は服用できません。このほかにも常用薬の効果を増長させてしまったり、副作用を生じる恐れのあるかけ合わせの薬があるので必ず持病や常用薬がある方は医師の診察の際に相談してください。
メガリスの購入
スマホやパソコンが普及した現代でED治療薬は、インターネット通信販売や個人輸入代行業者を利用して手軽かつ安価で手に入れることができます。しかし、こうした通販での購入は調査で6割も偽造品であったことがわかっています。有効成分が含まれてなかったり、全く異なる成分が含まれていたりするものもあったようなので服用した場合、重篤な健康被害を被る可能性がありますので、購入の際は専門のクリニックや医療機関で医師の診断の元処方される薬を購入される方が安心・安全なのでお勧めです。