コラム

レビトラジェネリックについて

2016.06.16

レビトラジェネリックについて、「存在しない」と言われていますが、それは間違いです。日本ではレビトラは特許が切れていないためジェネリック医薬品を製造することは出来ません。しかし、一部の国では薬剤に関する成分特許を認めていなかった時代がありました。今でこそ、薬剤の成分特許を認めていますが、特許が認められる以前から作られていたジェネリック医薬品に関しては「常識的な使用料金」を支払うことで、今も製造が認められています。

もちろん、レビトラのジェネリック医薬品なのできちんと生物学的同等試験を受けて、先発品と同等の効果・効能があると認められているものであり、先発薬であるレビトラと効力はなんら遜色ありません。

レビトラを開発・販売を行っているドイツのバイエル社も実はレビトラのジェネリック医薬品「スタキシン」を販売しています。スタキシンはレビトラと違いOD錠と呼ばれるもので、服用時に水が必要ないので便利な薬です。

レビトラジェネリックが使用できない方

レビトラと同じ成分をしようしているので、レビトラと同じく使用できない方がいらっしゃいます。

①硝酸剤を使用中の方
②レビトラ錠を服用して、過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方
③心血管系障害などにより、医師から性行為が不適当だと診断された方
④先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方や、現在、抗不整脈薬を使用中の方
⑤最近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こした方
⑥重い肝障害のある方
⑦血液透析が必要な腎障害のある方
⑧低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の方
⑨高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の方
⑩不安定狭心症の方
⑪抗ウイルス薬(HIV治療薬)、抗真菌薬(内服)を使用中の方
⑫網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方
⑬女性の方
⑭未成年の方(ただし既婚者を除く)

特に硝酸剤を使用中の方がレビトラを服用すると、急激に血圧が低下して場合によっては死にいたるおそれがあるため、決して服用しないでください。硝酸剤には飲み薬だけでなく、舌下錠、貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーなどもあります。

他にも抗不整脈薬とレビトラの併用により心臓の動きに異常が起切る場合や、抗ウイルス薬(HIV治療薬)や内服の抗真菌薬とレビトラを併用するとレビトラの血中濃度が過度に上昇するため併用出来ない薬もあります。
この他にもレビトラは併用できない薬剤があるので、自己判断せず、必ず医師の診断を受け処方してもらうようにしましょう。

レビトラジェネリックの入手方法

レビトラジェネリックを日本国内で入手するのであれば、ネット通販や個人輸入代行を使う必要があります。しかし、こういったネット通販や個人輸入代行はメーカーから直接入手する経路があるわけではなくその時々で輸入ルートが変わるため、非常に偽物が混じりやすい環境なのでお勧めできません。実際、そういったネット通販や個人輸入代行で騙される方は数多くいますし、調査でも約6割が偽物を販売していたという結果が残っています。

医薬品は必ず信頼できる医療機関で処方してもらうようにしましょう。